洋書を読みたい。
柴田元幸訳で知り、好きになったスティーブン・ミルハウザー。
新作がなかなか翻訳されない*1ので、こうなったらもうペーパーバックに手を出すべきなのかも、と思い切って2冊ほど購入したのは4年前の夏でした。
笑っちゃうほど英語苦手なのに。
Enchanted Night: A Novella (Vintage Contemporaries)
- 作者: Steven Millhauser
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 2000/10/10
- メディア: ペーパーバック
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私が今一番翻訳を待ち望んでいる、ミルハウザーの中篇。
「Enchanted Night」を直訳すると、「魔法をかけられた夜」。タイトルから受ける印象も、表紙の雰囲気も好きな感じ。
「よく分からないけど、英語で書かれているミルハウザーの文章も詩的でステキ」とか思いながら、辞書を片手に格闘しながら2ページ読んだところで挫折しましたけど・・・。
挫折して放り投げたままだけど、私のダメ英語力でも、「息苦しくて眠れない夜」の描写や、「これからなにか不思議なことがおこりそうな夜」って雰囲気を楽しめた*2ので、いつか読破したいなとは思っています。
http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/pbMillhauser.htm
検索していて、こんなステキなページを発見。
眠れない夜に、辞書片手にでもがんばって読むべきだなと再確認。
The Grand Hotels (Burning Deck Fiction)
- 作者: Robert Coover
- 出版社/メーカー: Burning Deck Books
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: ハードカバー
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「ユニヴァーサル野球協会 (新潮文庫)*3」「女中の臀」のロバート・クーヴァーの作品、「The Grand Hotels (Of Joseph Cornell) 」。
この作品は、コラージュや箱を使った作風で知られるアメリカの現代美術家(?)ジョゼフ・コーネルの作品をモチーフにした短編集です。
タイトルの「The Grand Hotels」もコーネルの作品のタイトルで、コーネルの箱からイメージした不思議な「ホテル」の光景を描いた作品が収められています*4。
数年前に開催した柴田先生の講演会で、この作品に収められた短編「The Grand Hotels Penny Arcade」の朗読*5を聞いたのが、この作品を知るきっかけでした。
この短編の元になったコーネルの作品「Penny Arcade Portrait of Lauren Bacall」(参考URL:http://arts-sciences.cua.edu/hsct102/cornell%20pages/cornel04.html)をネットで見て、この作品は是非英語で読んでみたい! と思い、手に取りました。
・・・が、私のダメダメ英語力では太刀打ちできず、挫折。
その後、柴田先生は、チャールズ・シミックのコーネル論「コーネルの箱」を翻訳しています。
あの時の朗読は私の幻だったのだろうか・・・。
岸辺露伴に、英語ペラペラ能力を授けて欲しい*6なと思う、今日この頃。
・・・やっぱり、辞書片手に再チャレンジするしかないですね。
がんばろう。
参考にした、ジョゼフ・コーネル関連のページ。
http://members.at.infoseek.co.jp/naokis/JosephCornell/
http://arts-sciences.cua.edu/hsct102/cornell%20pages/cornelthumb.html
Joseph Cornell | artnet
いつかコーネルの作品を見に川村記念美術館に行きたい。