闇の守り人

闇の守り人 (新潮文庫)

闇の守り人 (新潮文庫)

前作が面白かったので、期待して読み始めたのですが・・・。
真っ暗な洞窟を手探りで進む緊張感とか、25年前の王にまつわる陰謀だとか、無念を残して死んでいった人々だとか、山の底に広がる異世界だとか、山村に住む人々の穏やかな生活とそこに潜む影だとか。
ささいなことがきっかけで、自分たちの住んでいる国の真実を知るとか。息をつかせぬ展開に夢中になって、夜中に一気に読んでしまいました。(明日も仕事があるというのに)
期待以上に面白かった!


「これは大人の話だから子どもには関係ない」と、大人たちに相手にされないはずの子どもが、勇気を出して自分たちの国を守るって要素のある話、なんだか好きだ。


何度読んでも面白い。
こんな物語に出合えてよかった。