招き猫と焼き物の街、常滑に。
焼き物の街、常滑に行ってきました。
常滑市は、歴史ある焼き物の街です。
駅を出て南西に行くと競艇場が、南東に行くと古き良き焼き物の街と、巨大招き猫の「とこにゃん」*1がいます。
目指すのは、やきもの散歩道とINAX世界のタイル博物館。
やきもの散歩道 - Wikipedia
世界のタイル博物館 | INAXライブミュージアム | LIXIL文化活動 - LIVING CULTURE
・とこなめ招き猫通り
常滑駅からやきもの散歩道に向かう道のコンクリ壁に、陶芸作家さんの作った招き猫たちがにょきにょき生えてました。
壁からはえてるおっぱいに喰らいつく謎の動物。
・やきもの散歩道
謎の招き猫たちの攻撃をかいくぐり、やきもの散歩道スタート地点に到着。
今回は、一周1.6キロほどの「やきものAコース」を歩くことにしました。
民家の庭先に、常滑焼の筒状のもの*2が積んであった。
常滑焼のつやつやした色味と雨に濡れる草木がとてもステキです。
細い坂道を進む。
塀の上にも、あの筒状の常滑焼がずらりと並んでいる。
焼き物があたりまえのように庭先に並んでいたりするから面白い。
朽ちかけた煉瓦の煙突のまわりは、ガーデニング空間になってた。
庭先には常滑焼でできた何かがたくさん。
春に散歩するのが一番たのしい町なのかもしれないな、と思った。
今はもう使われていない窯の中が、ギャラリーになってたりして面白い。
ここは金太郎窯という名前で、使われなくなってもう20年ほど経つらしい。
煉瓦造りの釜の中は長年の焼き物造りのためか、自然と釉薬がかかった状態になっていた*3。
つやつやと輝いている煉瓦が不思議ときれいでした。
煉瓦から噴出している白い粉。
この窯で使用されていた釉薬代わりの岩塩が煉瓦にしみこんで、こうなっているらしい。
岩塩の使用は公害問題か何かで禁止されたため、今は使っていないそうです。
塩害で錆付いたかっこいいバルブ。ここで燃料の重油を調整していたとか。
何年前からある窯なんですか?って質問してみた。
そんな古いものではなく、昔から使用していた窯が伊勢湾台風で倒壊して、その頃に作り直したものだよ、とのこと。
それでも充分歴史を感じる窯でした。
続きます。