最近読んだ本メモ


屍鬼〈5〉 (新潮文庫)

屍鬼〈5〉 (新潮文庫)

5巻のジェノサイド展開も、いつかそんな展開になるだろうなと覚悟は決めていたけど、なんとも言えない後味の悪さとともに、意外と楽しく読めた。
でも、やっぱり登場人物が多すぎ。
いろんな意味で面白かったけど、人にはあまり勧めたくないなあ、と思った。


東亰異聞 (新潮文庫)

東亰異聞 (新潮文庫)

屍鬼が面白かったから手に取った。
「東京」じゃなくて、「東亰」なんですね・・・。
明治っぽい時代の、怪しげな雰囲気に惹かれたり嫌悪したりする、ちょっと不思議な話。
面白かったのだけど・・・。


おまけのこ しゃばけシリーズ4 (新潮文庫)

おまけのこ しゃばけシリーズ4 (新潮文庫)

NHKエンタメ時代劇的な親しみやすさ。
コメディーお江戸でござるを何故か思い出した。
家鳴りがちょっときゅわきゅわうるさすぎ。


少女には向かない職業 (創元推理文庫)

少女には向かない職業 (創元推理文庫)

田舎の生活の閉塞感や、エキセントリックな少女の描写が秀逸。
読んでいて「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を思い出したけど、この作品の方がよりいやな読後感だった。
テンポ良く切れ味が鋭い文章が美しくて好きだとは思うのだけど、人にはおすすめしにくい作品だと思う。


格闘する者に○ (新潮文庫)

格闘する者に○ (新潮文庫)

就職活動の話。荒唐無稽な話にも思えるし、実話を元に書いているんでは?と思えるような、不思議な作品だった。
塔に住んでいるお姫様のゾウ選びのエピソード、ちょっと好き。


月魚 (角川文庫)

月魚 (角川文庫)

古書店の話、なのだけど・・・。
古書だとかせどりだとかの話ではなくて、二十代男子二人の微妙な距離感や雰囲気を書きたかったんだろうな、と思った。
あさの氏の解説が熱すぎる。