今更だけど

改めてショートショートでよいものを書き続けるすごさというものを実感しました。
冒頭の一文でそのお話の世界観が簡潔に表現されていると、読み始めてからすぐに物語に入っていけるのです。
たとえば、「天国からの道」の冒頭

天国は長いあいだ独占企業だったので、天使たちはしだいに役人臭を帯びてきた。

とか、秀逸だと思います。


荒唐無稽なショートショートの鬼才(?)バリー・ユアグローも、冒頭の一文でピタリとその話の世界観を設定しているような。